理事長あいさつ
安心して住み続けられるまちをめざして
社会福祉法人三多摩福祉会は、2016年2月NPO法人地域福祉サービス協会の事業を受け継ぎ設立されました。
前身である、地域福祉サービス協会は、三多摩地域でボランティア事業から出発し、16年間活動してきました。その理念は、誰もが人間らしく安心して住み続けられるまちづくりを地域と共にすすめていくことです。
社会保障制度の改悪が進められ、少子高齢化の進行、貧困と格差がすすむなかで、地域には、子育て世代、働く世代、高齢者世代の福祉の充実への要求が切実になっています。
私たちは、人権としての介護・福祉をめざし、理念と運動を引き継ぎ、社会福祉法人として、地域の人々の要求に一層応えていきたいと考えています。
これまで寄せていただきましたご支援に感謝し、今後ともよろしくお願いいたします。
法人設立の経緯:
地域福祉サービス協会の15年間の実績を引き継いで、2016年2月16日に三多摩福祉会が設立されました。
三多摩福祉会 福祉宣言
私たちは、無差別・平等の福祉の実現をめざします。
社会福祉法人三多摩福祉会(以下、「三多摩福祉会」)は、地域で健康を守る運動をすすめている三多摩健康友の会(以下、「友の会」)と健生会、地域保健企画が共同して、1999年6月に設立した特定非営利活動法人「地域福祉サービス協会」の事業を引きつぎ、2016年2月に設立しました。
私たち三多摩福祉会は、全日本民主医療機関連合会(以下、「民医連」)に加盟し、憲法の掲げる平和的生存権と基本的人権が守られ、「誰もが安心して住み続けられるまちづくり」をめざします。
私たち三多摩福祉会は、営利を目的とせず職員の運営参加をめざします。
この宣言は、“地域の中にあって地域と共に発展する”組織として、私たちがめざすものを明らかにするとともに、私たちの活動の指針とするものです。
一、私たちは次の目標を掲げて事業と運動をすすめます。
- 介護・福祉が必要なすべての人々が尊厳をもってくらせるよう支えます。特に社会保障制度からはずされる人々の立場に立って福祉活動をすすめ、社会保障制度の拡充をめざします。
- 介護・福祉従事者の社会的役割にふさわしい地位を、国と自治体が保障するよう要求すると共に、私たち自身が技術・技能の向上をめざし、人権をまもる担い手として成長します。
- 地域の医療・介護・福祉団体や行政、ボランティア活動と連携しながらまちづくりをすすめます。
- 私たちは、地域の要求に耳を傾け、職員が参加する民主的運営をすすめます。
二、私たちは、この目標を達成するために、民医連の事業所や友の会と共同し、多くの個人・団体と力を合わせていきます。
制定 2016年5月17日
社会福祉法人 三多摩福祉会理事会